王女エリーゼが防御魔法の解除法を吐露してしまい、平和で豊かな「エルスタイン王国」は滅びゆく姿に変わってしまった。王女エリーゼ、女騎士アンナの二人も自ら深い闇へと堕ちていく。国民の前で全裸で首輪を付けられ四つんばいになった姿を晒す。誰もが知っているあの気高く清廉な王女エリーゼはそこに存在しなかった。そして女騎士アンナも正常に意識を保つ事が困難になり精神が壊れていく…遂には、人ならざる者のオークがエリーゼの前に立ちはだかり、人ではない物を突き付けられてしまう。それは、エルスタイン王国が人間以下という事を意味するのであった。