「ヒ、ひイいいーッ!!!」男の足元に転がり落ちるロボットの首。「…あなた。何度同じ事を聞けばわかるの?私はあなたの造り出したオモチャの相手をするほど暇ではないわ」その向こう側にたたずみまっすぐに男を見下ろすのはそう…誰もが知る僕らのスーパーヒロイン・ワンダーグレイス。悪魔のような眼差しを浮かべる男の名は甲斐正輝。その日を境に復習の鬼と化した甲斐…そしてついに完成の日を迎えたのは最新バイオロイド兵器【ケルベロス】。WGの前に姿を現すケルベロスに余裕のWGが言い放つ。「あら。準備がいいのね…パーティーを盛り上げるためのメイドロボットまで用意しているだなんて」…しかし彼女は思い知ることになる。それが油断であったことに…!何度討ちつけようとも、何度蹴りおろそうとも、無機質に立ち上がるケルベロス。甲斐の執念の研究で弱点をすべて見抜かれているWG。その時、ケルベロスの指先がWGのわき腹を貫く。「私は残酷なことがキライでねえ。血を見ずに済むよう、6次元航行兵器というものを開発したのだよ」残虐な笑みを浮かべる甲斐。体中を貫く激痛。壁に顔を叩きつけられ、ついにはヒジの骨を叩き折られてしまうWG…!自らコスチュームを脱ぎ、甲斐のオモチャに堕ちてゆくWGの運命はいかに…!?[HAPPY END]