【切腹】女腹切り作品集2 女腹切り・聖餐

看護婦の白衣に身を包んだ若い女が一人、屋根裏部屋にひそんで冷たく光る刃に見入る。暗く甘美な静寂が流れ、白刃の鏡に映る自分の美貌に見惚れる女の瞳によぎる凄艶のナルシシズム。柄をはずし、白紙を巻いた短刀の切先を、いつしか下腹に押し当て、力をこめて突き立てる。苦痛を超越した陶酔の呷きが女の口から洩れ、鮮烈の血糊はしぶきを上げて腹から噴き出す。そして、切り裂かれた皮膚からこぼれ落ちる内臓は甘い香りを放ってうごめく。

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