【蜘蛛の巣 前編・後編】私(千尋)は、再婚してから半年、彼とはほとんど口を聞いていない。彼の連れ子の秋俊は多感な年頃で受け入れてくれるのか心配だった。秋俊は、私がセックスレスだという事を知り身体を弄んできた。最初は夫に対して後ろめたさもあったが、気持ちが変化していくのに気付いていた。そんな時期に夫は海外出張に行く事が決まり、秋俊との二人だけの性活が始まる。諦めかけていた幸せが、今こうして現実のものとなり、屈折した性欲に墜ちていき、そしてお腹には…。狂気に満ちた家族へと変貌を遂げてしまうのであった。