そこは魔物の蔓延る地。闇と歪な肉塊に覆われた廃都、ケッサリア。一夜にして滅んだその地の調査を命じられたシスター、ラビアンは、自らに与えられた使命を胸に抱きながら、月の光もおぼろげな森の中を一人進んでいくのだった。「予想以上に危険に満ちています……気をつけて進まないと……」村を取り囲むように広がる暗い森には、虚ろに徘徊する異形のモノたちがいた。それこそが、獲物を狙う魔物。魔物に襲われ、成す術なく○されるラビアンだったが、ふと気づくと、何事もなく立つ自分を見下ろしていた。まるで先ほどまで悪夢を見ていたかのように。おぞましい現実と夢の狭間で、ラビアンは更に奥を目指す。月夜の下、異形のモノたちの咆哮が木霊する。夢から覚めるたび、そこはまた……地獄っ!!